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明治大学 マンドリン倶楽部

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楽器紹介

明治大学マンドリン倶楽部で使われている楽器紹介

 マンドリンは、古くはイタリアの民謡楽器として始まり、初期はマンドリンが2~3本のアンサンブルで構成されておりました。
 それが、やがてバイオリンオーケストラのようにバイオリンにはマンドリン、ヴィオラにはマンドラ、チェロにはマンドセロ、そしてギターを加えた合奏形態となり現在広く知られておりますマンドリンオーケストラの基盤となりました。

 それでは、明治大学マンドリン倶楽部の演奏に使われている、皆さんにあまり馴染みのない楽器の、それぞれの特徴を、ほんのつまみ程度ですが紐解いてみましょう。

マンドリン系

マンドリン

Mandolin

 古代チュートの後身として16世紀にイタリアで制作された大衆楽器で、ヨーロッパやアメリカに伝わり、我が国にも明治34年に初めて紹介されました。独奏楽器または、マンドリンオーケストラ の基本楽器として用いられています。
 マンドリンのルーツと考えられる、楽器の形を持ったものは遠く今から3500年前、メソポタミア最古のスメル文化の遺跡から発掘されています。
 マンドリンという名前の楽器は古くはヴィヴァルディの時代から存在し、ベートーヴェンやマーラーの作品にもマンドリンを用いた曲がありますが、当時のマンドリンは楽器としての機能が著しく貧弱でありました。マンドリンが楽器としての一つの地位を築くことになったのは19世紀中頃のイタリアで加えられた大改良(音域がひろがり音量も増大し、高度の音楽表現が可能になった)後のことでした。
 マンドリンはいちじくを半分に切ったような形の胴体に、フレット付きの指板がついている楽器です。調弦はヴァイオリンと同じ(高音からEADG)で、4種の弦が2本ずつ、計8本張ってあります。そして、ピックで弦をはじいて音を出します。(弦をはじいて発音する楽器を撥弦楽器といいます)。
 フレットは24から27でありますが、、特殊な例で29フレットのものもあります。第一弦・第二弦の音は感傷的で第一弦は鋭く、二弦は温和、第三弦・第四弦は可憐で第三弦は甘く、第四弦は深い音です。
 歯切れのよいスタッカート奏法(音符の頭だけ音を出す奏法)と流れるようなマンドリン系独自のトレモロ奏法(同一音を急速に反復する方法)が特徴的です。
 合奏では、第1マンドリンは主として主旋律を受け持ち、高音部の張りのあるメロディを奏で、第2マンドリンは対旋律を担当して、曲に深みと豊かさを与えます。

マンドラ

Mandola

 マンドリンよりも一回り大きく、調弦も1オクターブ低い楽器で、弦楽合奏におけるヴィオラやチェロのような役割を果たす重要な楽器です。。正式名称をマンドラ= テノールといい、大変柔らかく甘い音色を奏でるこのマンドラは、マンドリン系の楽器の中で最も豊かな表現力を持つ楽器と言えるかもしれません。
 フレットは普通22、特殊なもので24のものもあります。非常に甘い(中間低音の)音色で、広範囲な行動範囲を持つ楽器です。

マンドロンチェロ

Mandoloncello

 マンドラよりさらに大きく調弦も5度低い(いわゆる「ヴアイオリンチェロ」と同じ調弦) 楽器で、運指法も似ており、弦楽合奏におけるチェロのような役割をマンドラとともに果たします。通常はマンドリンオーケストラの低音部を受け持ち、曲に厚みと迫力を与えます。
 フレットは22から24で、低音の美しさと甘さが特色です。

リズム系

コントラバス

Contrabass

 管弦楽・吹奏楽・ジャズなどでお馴染みのコントラバス(ウッドベース)です。マンドリン合奏の中でただ一つのアルコ(弓)を用いて奏することのできる楽器です。トレモロ奏法により保続音を出すのが困難なマンドリン系楽器にとって代わって、マンドリンオーケストラの最低音を受け持つ楽器として用いられるようになりました。合奏では曲を最低音で支え、曲に厚みと迫力を与える役割を果たしています。今日のオーケストラでは弦楽器のみならず合奏の礎石としてもっとも重要な地位を占めている楽器です。

ギター

Guitar

 「禁じられた遊び」「アルハンブラの思い出」「アランフェス協奏曲」といえば一度は耳にされた方も多いのではないのでしょうか。マンドリンオーケストラでは、このような曲でなじみ深いクラシックギターを使用しています。
 合奏でのギターの主な役割は和音やアルペジオ(分散和音)による伴奏です。しかしそれに留まらず、時には美しいメロディもこなします。「小さなオーケストラ」と言われるだけあって、ナイロン弦の柔らかい音色は合奏全体に潤いと安定感を与え、合奏に厚味を増しています。
 また、古賀メロディを代表する「影を慕いて」「湯の町エレジー」等、印象的なイントロの旋律の多くは、なんと言ってもギターから生み出されたものです。

☆明大マンクラならではの編成☆
通常のマンドリンオーケストラで使用する楽器以外にも活躍する楽器

エレキギター

E.Guitar

 上記のクラシックギター(ガットギター)以外にも、明大マンクラでは、曲によってフォークギターやエレキギターも使用します。マンクラの特色として、電子楽器も活躍できる場がここにもあります。

エレキベース

E.Bass

 ウッドベース以外にも、ラテン音楽やポップスを演奏する際に、エレキベースを使用します。リズム隊の低音部を担う重要な楽器です。

コンガ・ティンバレス・その他…

Conga,Timbales,etc...

 マンクラとラテン音楽は切っても切れない繋がりがあります。マンドリンにラテン音楽なんて・・・。そんなことを考えていらっしゃる皆さんもいることと思いますが、とんでもありません!明大マンクラはそんな考えを覆すかのように、マンドリンとラテン音楽を見事に融合させ、素晴らしいサウンドを聞かせてくれます。それは我が倶楽部の演奏会(主に後半部)を聞いていただければきっと分かるはずです。
 ところでラテン音楽とは、ラテン・アメリカ音楽の略であり、広大な中南米の天地に生まれ育ったパーカッション(打楽器)のリズムに特徴のある音楽です。また、使用する打楽器も多数の種類があり、ラテン音楽により一層のインパクトを与えています。
 その迫力あるサウンドは「フォルテッシモの明治」に全く相応しいものであり、その素晴らしさは一度聞いたら忘れられないものになるでしょう。

鍵盤

Keyboard

 我が倶楽部の演奏会で非常に重要な楽器、それは鍵盤です。主旋も伴奏もこなす、非常に完成された楽器である鍵盤は、我が倶楽部ではピアノ、シンセ、アコーディオン等、様々に活躍の場が用意されています。

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